●概要
かさ急では、見やすいサインシステムとは何かを考え、開業当初より駅名標、発車標などの表示方法を改良してきました。ここでは、現在使われている案内表示を紹介します。
●駅名標
かさ急は地下区間を多く抱えているため、地下でも見やすい、白を基調としたデザインを採用しています。表示内容としては、ラインカラーの帯線の上に駅名、下に隣駅を表示するという一般的なものになっていますが、隣駅の上部分に矢印を表示することで、列車の進行方向が分かりやすいように工夫がされています。
また、同一ホームに2つの路線が発着する名栗駅の駅名標は、隣駅の表示を二段にすることで対応しています。
●ホーム案内表示
駅名標同様、こちらも白を基調としたデザインになっています。やはり一般的なデザインで、ホームの番線を表示し、その横に発車する列車の向かう方面を記す形態です。
しかし、2つの路線が使うホーム、上下線双方の列車が入線するホームなども存在し、そのような特殊なホームの場合は左のように表示されることが一般的です。
通常の物よりも少々窮屈に見えますね。
●発車標
発車標は、上記の通り黒に白文字が基調の表示内容になっています。
かさ急は現在でもLED方式の発車標が主力ですが、近年、主要駅にはLCDのものが設置されることも多くなってきています。画像はそのLCD発車標であり、LEDのものよりも情報量が多く、きめ細かな案内ができるようになっています。
また、八川線と秋川線の特急停車駅には、右画のような特急・ライナー列車専用の発車標が設けられ、各列車の空席情報、停車駅などを細かな部分までしっかりと提供できるようになっています。
●行先表示機
近年、行先表示機をLEDに換装した車両が増えてきたことで、内容を柔軟に設定できるようになりました。そのため、上の例のように、途中駅で切り離される車両に「この車両は〇〇まで」と表示したり、「〇〇線直通」という表示を出し、より充実した行先情報を提供できるようになっています。
なお、現在も少ないながら方向幕を搭載した車両が在籍しており、それらの車両は、かさ急の伝統ともいえるフォント・配置・色の幕で行先情報を提供しています。
以下、順次追加予定...